サイトメニュー

うつ状態を繰り返す

悩む成人女性

病気の経過と予後

うつ病は発症すると長期化しやすく、治るまでに3か月?12か月ぐらいかかるのが一般的です。平均すると5?6か月ほどの治療が必要になります。適切な投薬治療を行うことにより、症状が出なくなった状態が4か月?9か月続けば、一応回復したと見なされます。ただしストレスの多い生活を続けていれば、再発することも多いので注意が必要です。2回以上繰り返して症状が現れる場合は、反復性うつ病と呼ばれています。再び治療すれば回復しますが、なかには抗うつ剤の効き目があまりなく、さらに長期化するケースもあります。完全に回復すれば障害が残ることなく社会復帰が可能なので、じっくりと治療に取り組むことが大切です。通常のうつ病よりも発病期間が短く、2週間程度で症状が出たり治まったりする場合は、短期反復性うつ病と呼ばれることがあります。症状が出ていない間は、特に問題なく日常生活を送ることができます。そのためうつ病と気づかないまま重症化してしまう可能性があります。この症状は双極性障害と似ていますが、明らかな躁状態にはならないのが特徴です。やはりストレスが大きく関わっていると考えられ、抗うつ薬が治療に有効なほか、気分安定薬が用いられる場合もあります。反復性うつ病と診断されれば治療には保険が適用されるので、それほど大きな負担にはなりません。通院で抗うつ薬の処方を受ける場合は、1回あたり1000円?3000円程度が一般的で、これに初診料や検査費用などが加わります。ただし抗うつ薬は効果が現れるまでに最低でも2?4週間ぐらいかかり、その後も長引くことがあるため、トータルでは負担が重くなるかもしれません。反復性うつ病の場合は何度も病院に通う必要があり、良くなったかと見えれば悪化したりするので、治療費もかかりがちです。うつ状態で仕事が手につかず、休職したり退職したりすれば、生活が圧迫されることにもなりかねません。経済的な負担を軽減するために、雇用保険の傷病手当金を利用したり、高額医療費制度で所得税の減免を受けたりすることができます。反復性うつ病が長期化した場合、認定を受ければ障害年金を受給することも可能です。抗うつ薬のほかに認知行動療法などの精神療法を併用することで、治療を早め再発を防止できる場合があります。費用は薬代とは別になりますが、後々のことを考えればかえって効果的かもしれません。何度も再発を繰り返すときは、いろいろな治療法を検討してみるのも一つの方法です。