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再発率が高い病気

悩む女性

薬物療法を基本に

うつ病と一言で言っても、様々な分類方法があります。うつ病患者で最も多いのはメランコリー親和型で、一日中と言っても良いほど気分が落ち込み面白くなく、イライラしたりやる気が起きなかったりするのが特徴です。メランコリー親和型は、秩序を重んじ生真面目、完全主義な性格の人が発症しやすいと言われています。常に物事に対して「しなければいけない」と考え、それを達成できなければ罪悪感に襲われ、ストレスが慢性化するからです。ですから、元々の考え方や性格を変えていかなければ、一旦治療で回復しても、再発してしまいます。うつ病の再発率は50%以上と言われ、再発した場合は反復性うつ病と呼ばれます。特定の季節に発症し、季節が過ぎると治まっていく季節型うつ病も、反復性うつ病の一種です。それから、近年増加傾向にあると言われているのが、非定型うつ病です。メランコリー親和型同様のうつ症状が出ますが、楽しい出来事の間は気分が良くなり、食欲と睡眠時間が増える点に違いがあります。また、鉛様麻痺と呼ばれる手足が鉛のごとく重たく感じる激しい疲労感も特徴です。非定型うつ病はパニック障害と併発することも少なくなく、リスクの高い状態になりがちなので、注意が必要です。うつ病を一度発症した人は、再発する可能性もあることを念頭に入れておきましょう。反復性うつ病は、繰り返すほど症状が悪くなる可能性もゼロではありません。精神科などの医療機関では、単発性うつ病でも反復性うつ病でも、薬物療法をベースにします。発症の要因は考え方や性格などの影響もありますが、脳内物質の低下が主な原因と考えられているからです。セロトニンやノルアドレナリンなどが適切に分泌されるよう働く抗うつ薬が有効です。抗うつ薬が効いてくるまでに、2週間から3週間かかることは珍しくありません。そのくらい飲み続けてから、効果の有無を判断します。もし効果がなかったり、我慢できないほどの副作用があったりした場合は、違う薬を試します。治療開始から12週間ほど経つと、症状は喪失し、楽な状態に入る人が多いです。しかし、すぐに薬の服用を中止すると元に戻りやすいので、投薬治療は継続します。人それぞれですが、1年以上続けることもしばしばです。薬物療法の他、認知療法や対人関係療法などの精神療法が行われることもあります。物事の捉え方や考え方の歪みを正し、ストレスを抱えないようにしていくのが、認知療法の目的です。これは単発性うつ病の予防にも役立ちます。